最近、食育ブームといいますか、少しずつ食の大切さを伝えよう!ということが拡がり、食育自体は一般的になりました。とはいえ、実は食育ってものすごく幅が広いものです。

例えば文部科学省の食育のサイトで掲げられている食育で身につけるものに、

・食べ物を大事にする感謝の心

・好き嫌いしないで栄養バランスよく食べること

・食事のマナーなどの社会性

・食事の重要性や心身の健康

・安全や品質など食品を選択する能力

・地域の産物や歴史など食文化の理解など

文部科学省 食育って何?? https://www.mext.go.jp/syokuiku/what/index.html

という例が挙げられています。まあ、納得ですよね。特に上から2つが、ほとんどの人がイメージする食育ではないでしょうか?

私がバナナ園を始めた経緯も食育です。

もともとは断食の指導者となったことで、食の大切さをより深く学び、自分で育てたバナナを我が子に食べさせてあげよう!と思った事がきっかけです。

食が乱れ健康を害してしまっている大人には断食を。

これからどんどんと体が成長していく子供たちには、食事のバランスや、食べることの本当の意味や感謝の気持ち、農業の大切さを。

という基本路線でいました。しかし、最近の子供たち(我が子も含め)を見ていて、ちょっと考えが変わってきました。普通に食育していて、食育が子供たちに伝わりますか??って事です。

そして、断食も指導している自分としては、大人だけじゃなくて、子供も時には断食したほうがいいと思い至ったわけです。理由は3つです。

  1.  飽食の国日本ではMOTTAINAI(もったいない)は理解不能
  2.  食べ過ぎがもはや虐待レベル!!
  3.  あるかもしれない大規模災害の訓練として

1つずつお話していきます。

①飽食の国日本でもったいない感覚を養うのは不可能なレベル

今日の朝ごはんで、うちの子が、納豆を数粒残して【ごちそうさまでした】をしていました。こうなると親としては

MOTTAINAIは子供に感じられる?
MOTTAINAIは子供に感じられる?

『残さずちゃんと食べるんだよ』

と子供に伝える訳です。多くのご家庭で、同じようなシーンが毎日のようにありますよね?でも子供としては、既にごちそう様気分で、食べる気持ちはもうありません。

ここで怒って食べされたり、諦めて自分で食べるか、はたまた捨ててしまうのかは人によって違うと思いますが、いずれにしても子供にMOTTAINAIの気持ちはない訳です。

これは子供のせいではなく、普段から食べ物が当たり前にある社会、当たり前に捨ててしまう社会では当然の感覚ともいえます。子供だけでなく大人もそうですね。

ゴミ排出量ダントツ世界一の日本

今更ですが日本人はゴミ捨てが大好き?!一人が年間に排出するゴミの量は320kg。これは第2位のフランス180kgを大きく引き離す数字です。

ごみ焼却炉の数に至っては、日本1243炉でダントツ1位。2位のアメリカですら351ですからいかに日本が世界的にみてもゴミを出しているかが分かります。

世界でもっともものを捨てることに抵抗感がないのが日本人と言えるのです。そんな国で、何不自由なく、空腹になることもなく、ただお腹がグーといえば、お腹空いたの大合唱。それで空腹がすぐに満たされてしまうのが日本の子供です。

そんな環境で、そんな感覚で、食育だ!と表面的にきれいな文字を並べて

食べ物は大事だよね!
感謝の気持ちを持とうね!

なんて言ったところで、分かったフリはできても、結局本当に腑に落ちることはありえないのです。

意図的に食事を抜くことで知足を感じられる

だから、子供も時には空腹を味わうべきだと思うのです。もちろん何日もやれ!というものではなく、””一食だけ””でいいのです。栄養状態にもよりますが、今の日本の多くの子供は何食か抜くことくらい、栄養的には絶対にクリアできています。

断食をしたことがある大人はわかると思いますが、断食あけの食事は本当に有難いというものが心身に染み渡ります。まさに実感です。

吾唯足知

たった一杯の具のない味噌汁が感動的に美味しいと感じられるのは、残念ながら今は断食あけくらいのものです。

表面的に見るとまるで我慢を覚えさせているようにも思うかもしれませんが、似て非なるもの。我慢ではなく、既にあることの有り難さを感じるのです。ちょっと仏教的ですが吾唯足知(われただたるをしる)というのは、今あることに感謝できる力、才能です。これを知らず、ただ貪る心に支配されるようでは本当の幸せは訪れないのです。

家族全員で一食だけ抜いて、食卓で食事をするということ、食べ物があるということ、その他たくさんのお話をしてはいかがでしょうか?これ以上の食育はないと思います。

②もはや虐待レベル?子供を肥満にするという事に大人はもっと責任を持つべき

肥満児に育てるのは虐待

自分たちの子供時代に比べ、明らかに肥満児が多いというのは多くの大人が感じるところでしょう。これは日本だけでなくほぼすべての先進国に当てはまりますが、子供の肥満は増加傾向です。

肥満が多くの病気につながるのは今更のお話ですが、子供時代に肥満だった子供の70%がそのまま大人になっても肥満であるそうです。それはそうですよね。これだけダイエットが産業化して、ダイエット成功させるのが非常に難しいと言われるのです。もちろん体重とその人の幸福度が絶対とは言いません。デブでも幸せは追求できます。しかし、余計なリスクを負わせる事はまた別の話。

つまり、食べ過ぎる習慣を子供のの頃に身につけさせてしまうと、一生肥満になり、様々な病気のリスクを高めてしまっているのです。

子供に断食させてみよう!!

というと虐待だ!可愛そうだ!!なんて言う人もいそうですが、実は逆で食べさせ続けるほうがよほど虐待なのです。

ときに食べることを自発的に抑制し、自らが自らの身体をコントロールできる力を養うことができるほうが絶対にいいのです。

③食は命の根源。だからこそ、いざというときの余裕につながる断食

令和の時代となり、平成の時代の振り返りが随分とありましたが、平成は非常に災害が多かった時代でした。

おそらく今後も大きな災害がある可能性が高いというのが多くの識者の意見ですね。それに備えて備蓄を揃えている方も多いのではないでしょうか?

もちろん備蓄は大切ですし、我が家でも車に水を積んでいたり、非常食を置いています。

もしかして大災害が発生するかもしれない、という心の準備。そしていざというときのための備蓄などの準備はかなり整っているようです。

しかし、肝心のあなたの体は、自分の大切な家族の体はその準備が全く出来ていません。いざというときに”あのとき断食して1日何も食べなかったけど大丈夫だったよね”という練習をした人と、まったく経験のない人間が突然食べ物がなくなるかもしれない不安に駆られるのとどちらがいいでしょう?

これは絶対に心の余裕があったほうがいいに決まっています。

揚げ足をとるつもりで、いざ災害が起きても大丈夫なように、自分の体にストックしているのだ(脂肪を溜め込んでいる)という人いませんか?

体にせっせと備蓄している人に悲しいお知らせがあります。

肥満体のほうが餓死しやすいという事実

海洋事故などで海を漂流せざるを得なかった人の調査で分かっていることがあって、残念ながら肥満の人のほうが先に餓死します。。。。残念!!!

え〜〜〜!!!そんな訳ない!!!じゃあこの体の脂肪はなんだ!!(怒)

と思いたい気持ちは分かりすが、普段から食べ過ぎていて、肥満の人は体に溜め込んだ脂肪を使う前に餓死してしまうのです。

生化学的に説明すれば、痩せている人は普段からときどき体から糖分が無くなることで体脂肪を燃やしているのでその機能が衰えていないのに対して、太っている人は恒常的に体に糖分があることで体脂肪を燃やすのが下手くそなのだそうです。

そして、それだけでなく、やはり空腹ということに対しての心の耐性があまりにも弱いのかもしれませんね。人間はこころの生き物です。心が生を諦めたとき、死はより身近なものになってしまうのです。

まとめ

いろいろと述べてみましたが、以上の3つが、子供の断食したほうがいいんじゃないの??って私が最近思う理由です。

いかがでしょうか?確かにそうだ!!と思った人は是非家族全員で、夕食だけでのいいので抜いてみて、食事の代わりに会話を楽しんでみてはいかがでしょう?

食事に要する時間は実はかなりあります。その時間が開く訳ですから、時間はたっぷりあります。そして頭もきっと冴えていますよ。新らしい発見が得られるかもしれませんね。