バナナ園のパパイヤ

パパインとは?強力な酵素活性と効果

パパイン酵素

青パパイヤは万寿瓜と言われるほど昔から健康に良いとされてきた野菜です。そんなパパイヤの様々な嬉しい健康効果を引き出しているのがパパイン酵素です。パパイン酵素は非常に強力なタンパク質を分解する酵素です。

⇓青パパイヤの健康効果についてはコチラ⇓
青パパイヤの脅威の栄養価と4つの健康効果〜母乳から抗ガンまで〜

⇓酵素と健康について⇓
執筆中

パパイヤを傷つけると白い樹液がたくさん出てきますが、この樹液の中にたくさんのパパイン酵素が含まれています。この樹液の中にはタンパク質を分解するパパインの他に、脂質を分解するリパーゼや、炭水化物(デンプンなどの糖質)を分解するアミラーゼなども含まれています。
パパイン酵素

どんな野菜にも分解酵素はありますが、特筆するような健康効果をもたらすほどの量で3大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)の分解酵素をもっているのは青パパイヤくらいです。ちなみに酵素について書いてしまうとそれだけで1ページフルの内容になってしまいますので、今回は省略します。

酵素・・・
・体内の化学反応の反応速度を飛躍的にアップしてくれる働きがある
・消化に関わる反応を促進している酵素を消化酵素という
という2点だけ押さえておいてください。

パパイン酵素の特長

パパインは医薬品に指定されるほどの効果があります。他のタンパク質分解酵素と何が違うのか?ですが

  • 普通の酵素は熱に弱いが、パパイン酵素は高熱にも安定
  • 分解能が非常に高く、タンパク質をかなり分解できる
  • パパインは酸にも強くて胃に入っても機能を失わない
  • 真菌(カビ)などへの抵抗性が強く、抗菌効果もあり腐敗を防ぐ効果もある
  • 肌に対しては古い角質などにのみ働き生きている細胞には影響がほとんどない
  • 肌への刺激は少なくアトピー性皮膚炎の方にもいい ※

※・・・

ただしパパイン自体にカブれる人もいるので外用には注意が必要です。

パパインの細かい働きについては最後にまとめますが、とにかくパパインには人にとって非常によい効果がたくさんあるのが分かってもらえると思います。こうしたパパインの機能で消化を助けてくれたり、免疫を活性化したりしてくれます。

パパインについての詳細

ここからはちょっとマニアックなパパインについての説明です。普通の人はここからの情報は必要ないと思いますが、より理解を深めたいという方のための説明となります。

タンパク質はアミノ酸がたくさん結合してできています。そしてタンパク質分解酵素はこのアミノ酸とアミノ酸の間の結合を切るのですが、通常の分解酵素は、

このアミノ酸の並びの場所だけで切る

というルールがあります。これを基質特異性とか特異的プロテアーゼといいます。

しかしパパインはこういう特異性がなく、アルギニン、リジン、ヒスチジン、グリシン、ロイシン、チロシンがあるところで切ります。しかも、時間がながければ他の部位でも切断可能です。
つまり、タンパク質のいたるところをパパインだけで切ることができるので、パパインがどうして分解能力が高いかわかりますね!

これは万能茶?!パパイヤリーフティーのすごい力

パパイヤリーフは健康成分がたっぷり

生きていれば、みな当然健康でありたいと願います。そして、食事に気を使ったり運動をしたり、様々な努力をしますね。健康商品は山のようにあり何を選ぶべきか分からないほど種類も豊富です。

もちろんこの世の中、万能薬は存在しませんが、それに近いと言えるほどの健康効果が示唆されているものも実はいくつかあります。そしてその代表的なものが実はパパイヤリーフ(パパイヤの葉)です。

パパイヤ茶にもいろいろ種類があります。

一般的にパパイヤ茶、として販売されているものの多くは青パパイヤの実を原料に作られています。また、美味しく飲めるように、との配慮からから香料が大量に使われていたりしてちょっとがっかりなものもたくさんあります。この記事で紹介するのはパパイヤの葉を使ったお茶になります。

古くから薬草として使わてきたパパイヤリーフティー

パパイヤの葉は東南アジアなどの自生地で薬草として使用されてきました。日本でも問題になったデング熱に効果があったり、寄生虫や細菌の殺菌効果が非常に高いからです。
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しかし細菌では、それ以外にもたくさんの効果があることが研究で分かってきていて、先進国でもたくさん飲まれるようになってきました。

消化を助けてくれるパパイヤリーフティー

消化

パパイヤリーフティーは、青パパイヤと同じく消化を助けてくれる作用があることが、フロリダ大学の研究で明らかになりました。消化不良は実は体に大きな負担をかけていて、それを解消するのは本当に大切なことです。消化不良を放っておくと、胃のムカつき・便秘・膨満感・ガスが溜まるなどの不調が出てきて、過敏性腸症候群などを引き起こす原因になります。
パパイヤリーフティーはパパイン酵素やカルパインなどの胃腸にダメージを与える細菌などを駆除できる成分を含んでいます。胃潰瘍や胃がんの原因となるピロリ菌の殺菌効果もあり、胃が弱い人には特にお勧めです。
またパパイヤリーフティーのすごいところは、タンパク質・炭水化物・脂質の3大栄養素のすべての消化を助けてくれることです。これによって、消化の負担を軽減することで、逆流性胃炎にも効果があると研究報告されています。

小麦グルテンの分解も補助

パパイヤリーフティーは最近アレルギーなどで問題になっている小麦のグルテンの分解も助けてくれます。小麦製品はできるだけ控えるのが理想ではありますが、食べる場合にはパパイヤリーフティーを飲んでおくとよいかもしれませんね。

小麦が与える害 〜肥満・糖尿・心疾患・脳疾患・喘息など〜すべては小麦が原因?? (現在執筆中)

パパイヤリーフティーとガン

日本の研究でパパイヤリーフティーはガンの予防効果が高いことが示されていて、それを皮切りに世界中でパパイヤリーフティーのガン予防効果についての研究がなされています。そのいずれも高いガンの予防効果があることが示されています。最近の研究では、特に子宮頸部、前立腺、肝臓、乳房、および肺のガンに効果が高い成分を含有してることを示す研究が盛んに発表されています。まだ動物実験の段階がほとんどですが、すごいです!パパイヤリーフティー!!

フロリダ大学の報告ではガンの進行を遅らせることができるとの発表も!

フロリダ大学の研究では、パパイヤリーフの抽出液を使って実験を行い、がん細胞の増殖を遅らせることができたと報告されています。また副作用なども今のところは見つかっていないそうで、穏やかではあるもののがんの進行を遅らせるには非常にいいことが分かってきています。

パパイヤリーフティーと糖尿病

糖尿病は世界中で大きな問題になっている病気で2016年でその患者数はなんと4億2,000万人!!このまま有効な治療法や予防をしないと2035年までに5億9,200万に増加すると言われています。糖尿病は40~59歳の働き盛りの世代で爆発的に増加している、という問題点もあります。子供の1型糖尿病も毎年3%ずつ増加していて、大変な状況です。

糖尿病2015

出典:IDF Diabetes Atlas2015 (国際糖尿病連合)より

世界の11人に1人が糖尿病という計算となります。しかし、そもそも糖尿病は防げる病気です。糖尿病になる前に食生活の改善は必須ですね。そんな時代背景もあり様々な糖尿病予防の研究がなされるなか、注目されているのがパパイヤリーフティーなのです。

パパイヤリーフティーはインスリン感受性を高める効果がある

糖尿病のほとんどの人が2型糖尿病だと言われていますが、2型とはつまり普段糖分を摂り過ぎて、血糖値を下げるインスリンの分泌が鈍くなったり、反応が悪くなったりすることが原因です。
パパイヤリーフティーは、動物研究やいくつかのヒトの研究で、血糖降下作用を発揮することができたことを示しています。そしてこの効果はインスリンの感受性が少し改善することによるものだそうです。

合併症にも効果があることが分かってきています

抗酸化物質もたくさん含まれているパパイヤの葉は、脂肪肝、腎臓の損傷および酸化ストレスなどの糖尿病の二次的合併症を減少してくれます。これは多くの研究で実証されているようです。

⇓詳細はコチラ⇓
Papaya leaves balance blood sugar and boost immunity

パパイヤリーフティーで免疫力アップ!!

2010年、Ethnopharmacolgyというジャーナルでは、パパイヤの葉の抽出物が仲介し、免疫システムでTh1型サイトカインを高め、アレルギー性疾患および癌の特定の種類のを防ぐことができることが確認されています。
パパイヤの葉には強力な抗酸化物質や、カルシウムとビタミンD、ビタミンE、ビタミンB群が含まれています。これらの働きで、免疫力がたかまっているようですね♪
またカルシウムとビタミンDが多いので健康的で丈夫な骨を作るにもとっても良い可能性が高いです。もちろん骨の強化には運動が一番ですが、栄養補給も大事ですよね!!

効果的なパパイヤリーフティーの飲み方

日本の沖縄、オーストラリア、東南アジアなど、古くからパパイヤリーフを薬草として使って来た人たちの多くは、やはりお茶です。
若いははホウレンソウのようにサラダとして使う地域もありますが、若いパパイヤの葉を手に入れられる人は少ないと思いますので、やはりお茶が一番ですね!!
効果的といわれているパパイヤリーフティーの作り方は、水が4分の1になるくらいまで煮詰める方法です。実際にバナナ園のパパイヤの葉っぱで試して飲んでみましたが、この方法だと結構苦いです。。かなり耐性あるほうなんですが、結構きつい。。
パパイヤリーフティー
病気を治したい!という治療目的なならいざしらず、予防にこの煮詰めた液を飲み続けるのは結構しんどいので、通常の緑茶の飲み方をするのが個人的にはお勧めできます。緑茶のような飲み方であれば、とっても飲みやすいくて美味しいですよ!!

それ以外にも期待されているパパイヤリーフティーの力

パパイヤリーフティーはここまでに書いてきたこと以外にもたくさん利用価値があると言われています。例えばニキビ予防の外用薬になったり、アミノ酸を豊富に含んでいるので疲労回復に良かったり、運動後の筋肉の回復に良かったり。アンチエイジング効果も高いと言われていて、多くの化粧品に使われるようにもなってきました。

あまりにも効果がありすぎるので、世界中でも万能薬と謳われるようになっているパパイヤリーフティーです。

青パパイヤの脅威の栄養価と4つの健康効果〜母乳から抗ガンまで〜

パパイヤの木

最近、いわゆるスーパーフードといって非常に健康効果の高い食べ物がいろいろ注目を浴びています。
女性には特に人気で、産前産後のママは子供の健康にも関わるとも相まってとても食べ物に気を使われる人が増えてきましたね。そもそも、産後のトラブルが多いのももちろんその一端ですが。

  • 産後から最近すぐに疲れてしまう。体がだるい。風邪を引きやすくなった
  • 母乳育児をしているけれど出が悪い
  • 母乳は良く出るけれど乳腺炎になりやすい

などなど、産後は体のトラブルが頻発する時期でもあります。そんな大変な産後の回復に良いとされるスーパーフードが青パパイヤです。

日本でパパイヤというと、多くの方がオレンジ色のこの果物をイメージするかと思います。フルーツとしてのパパイヤですね。稲沢バナナ園では,バナナの次に生産量の多いパパイヤですが、来園される皆さんも基本的には果物としてのイメージが強いようです。

完熟パパイヤ

しかし沖縄での生産量をみると分かるように、実はパパイヤの消費は熟したものとしてではなく、野菜としての青パパイヤの方が圧倒的に多かったりします。
⇓沖縄県の青パパイヤと熟したパパイヤの生産量(t)
沖縄のパパイヤ生産量比較

青パパイヤは昔から沖縄や台湾、タイ、ベトナムなどでは健康長寿の野菜として庭先に植えられ重宝されています。沖縄ではその健康効果から、【万寿瓜】なんていうすごい別名まであるほど!! 最近では西洋の研究機関も青パパイヤの健康効果に着目して、研究がどんどん進み、パパイヤはメディカルフルーツと呼ばれるようになっています。

では実際にどんな健康効果が期待されているのか?その脅威的な健康効果を見てみましょう!!

非常に豊富なビタミン・ミネラルを含む青パパイヤ

まず基本的な栄養価ですが、

  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ビタミンB群
  • 葉酸
  • パントテン酸
  • カリウム
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • 鉄分
  • 亜鉛

などの各種、人間に必要と言われる栄養素をほぼ持っている優れた野菜です。またそれ以外にも特筆すべきなのが酵素です。最近話題になっていますので酵素のことについては聞いたことがあるかもしれませんが、食物から酵素を摂取することで消化の負担を減らすことができます。どんな生野菜にも酵素は含まれていますが、パパイヤはパパイン酵素というタンパク質を強力に分解することができる酵素を持っています。非常にお腹に優しいですし、化粧品への利用もすすんでいます。

新鮮な青パパイヤは皮を少し傷つけると白い汁のようなものがでてきますが、これがパパイン酵素!!!お肌がツルツルになりますよ♪(ときどきこのパパインにカブれるというか、痒くなる人もいるようです。)

⇓パパイン酵素についての詳細⇓

パパインとは?強力な酵素活性と効果

それでは、具体的に青パパイヤにはどんな健康効果があるといわれれているか列挙してみます。あまりにもたくさんありますので、ある程度絞り込んでの紹介とさせていただきますね。

青パパイヤは免疫を活性化させる

免疫力の強化

イタリアの研究で、青パパイヤを食べると免疫グロブリンAが優位に活性化することが示されています。さらにすごいことはスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)という人間の体の抗酸化を担う大切な酵素群も活性化されることが分かってきています。

ビタミンA,C,Eなどの抗酸化物質に加えて、体内の抗酸化酵素まで活性化させてしまうなんて、すごいですね!!

青パパイヤで腸もきれいに!

青パパイヤにはタンパク質を強力に分解してくれるパパイン酵素が含まれています。このパパインが腸に残ってしまっている未消化のタンパク質を分解し、便通をよくしてくれます。腸内をキレイにするためにも分解が必須なのです!
また青パパイヤを食べると腸の蠕動運動が活発化して便通をよくする働きも♪腸内をキレイにすることで上述の免疫への好影響もありますね!!

青パパイヤは母乳がでにくいママの救世主?!催乳効果

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青パパイヤは昔から東南アジアで授乳中の女性に食べられている野菜です。母乳の出が非常に良くなると言われているうえに、その豊富な栄養から美味しくて栄養価の高い母乳になるそうです。そしてこの母乳の出を良くする効果もパパイン酵素が関わっているようです。

出産のダメージを回復する効果も

青パパイヤが古くから出産後の母親に食べられている理由は母乳以外にも理由があります。それは出産という大仕事が終わって傷ついてしまった母体の回復を早めてくれるからです。消化を助け、人間の体の修復に必要なビタミン・ミネラルを豊富に含んでいるのです。
実際に青パパイヤを食べると母乳の出と深く関係のあるオキシトシンというホルモンが高まることが最近の研究で発見されました。

乳腺炎の予防にも

さらにさらには、青パパイヤは母乳の出を良くするだけでなく、母乳のつまりも予防してくれると言われています。乳腺炎になってしまったママさんは案外多いかもしれませんが、痛くて高熱が出て大変ですよね。。

ガンの予防

青パパイヤは非常に強力な抗酸化力を持っている食べ物です。この抗酸化力によってガンの予防効果が非常に高いのです。また抗癌作用となると実は青パパイヤの実だけでなくパパイヤリーフ(パパイヤの葉)のお茶が大注目中!!現代女性にはとても怖い病気となっている乳ガンの予防効果も非常に高いということでパパイヤは注目されています♪

その他にもエイズ予防・ダイエット効果・デトックス効果・PMS(月経前症候群)の改善・過敏性腸症候群の症状の緩和などとにかくたくさんの効果が期待されているのが青パパイヤです。

ラテックスアレルギー(ゴムのアレルギー)の人は気をつけて!

ここまで青パパイヤの完璧と言えるほどの健康効果の一部を列挙しましたが、気をつけたい点もあります。それはアレルギー。もしあながたゴムのアレルギーを持っているようでしたら、急に大量の青パパイヤを食べるのは控えましょう。もしかしてパパイヤにもアレルギーがあるかもしれないからです。
また何にでも言えることですが、体に良いから!と言って食べ過ぎたりそればかりになるのいけません。

過ぎたるは及ばざるが如し

食べ過ぎたりするのではなく、適量を継続的に食べるようにしたいですね!